霧
霧雨魔理沙さん (7kenyqqc)2020/6/27 07:31 (No.95452)削除小説
「な…嘘だよね?」
私の目の前の光景は
母が赤のインクに当たり死んでいるところ。
まぁ普通はそこを見て絶望する。
しかし私は倒した犯人____
とばっちり目が会ってしまった。
私は絶望する。だって犯人は。。。
犯人はニヤリと笑い近寄る
「や…いや…来ないで…」
私も2・3歩下がるが壁に当たる。
「痛っ………!」
すでに目の前にいて
笑いながら何かされ私は気絶した___。
。。。
「……うーん?」
目が覚めると朝で私の手は亡くなった
母の冷たい手を握っていた。
「!お母さん、お母さん!ねぇ、起きてよ、ねぇってば、今日レギュラーやる約束したよね?………っ!……目覚めてよ…」
私はつい涙を流し母を揺らしつづける
……わかってる。亡くなってるぐらい。
「………大丈夫だよ。犯人は知ってる」
と頭を優しく撫でる。
そして私は母の武器を持ち、握りしめる
力が強すぎてバラバラに砕ける
「絶対許さない……次はアンタがインクに埋もれる番!」
私はもう母が亡くなって悲しいって感情より
許さない・復讐心が強かった。
多分顔は酷いだろう。
泣いたし今はイライラしか出てこない。
私はご飯を準備し食べ、
「綺麗にしてあげるね」
母がインクまみれで死ぬのは私は嫌だった。
だから今から綺麗にしてあげるのだ。
私は布を濡らし拭く。
「よし。綺麗になってきてるね」
綺麗になると顔が見れた
母は___笑っていた。
気持ち良さそうに。
いつものふんわりした笑顔があった。
「お母…さん」
再び泣く。
私はこの笑顔で抱き締めたりしたかった。
でももう叶わない。
私はお母さんと楽しかった思い出を
振り返って涙を流しまくる。
「はは、なに泣いてんの、私。」
と言いながら母を再び綺麗にしていく。
「よし。っと」
綺麗にしてあげると少し母がニコッと
また笑った気がした。
つづく